記録 二
ヒヒイロカネ
ヒヒイロカネ(日緋色金)は、想像もつかないほどのエネルギーをためた金属である。不老不死の力をもたらすとされ、阿樹羅を生んだのもこの金属だと伝えられている。
空から来た金属
約6600万年前、巨大な天体がユカタン半島に衝突した。恐竜が絶滅した原因とされる出来事である。ヒヒイロカネは、このとき地球に落ちた彗星のかけらだという。
名は、日緋色(ひひいろ)のように光り輝くことに由来する。『竹内文書』などの古史古伝にも、その名が見える。
奪い合いの歴史
少量でも莫大な力を生むとされ、昔から権力者たちがこの金属をめぐって争い、奪い合ってきたと伝えられる。阿樹羅縁起は、この金属を欲する者があらわれたとき阿樹羅がふたたび目覚める、と記している。
あわらの地下に
一説には、あわら温泉の地下深くに、今もヒヒイロカネが眠っているという。あわらの湯が熱いのはそのためだ、という者もいる。
確かめる手立ての一つは、源泉の温度である。湯けむり観測所は、毎朝その値を記録している。