阿樹羅 信仰調査録

記録 五

文献

湯けむり観測所が所蔵する資料のうち、公開の許しを得たものを載せる。判読できない箇所と、閲覧が制限されている箇所は■で示した。

出土品台帳 第二号

湯けむり観測所 所蔵

出土地
二面
出土品
人型の像 一体
特徴
頭に大きな角。首のまわりに盾のような飾り
備考
掘り出したその夜、地の底より、うなり声のごとき響きあり。湯は三日三晩煮え立ち、井戸の水はことごとく濁る。近くの池の鯉、一匹残らず浮かぶ。
土地を清め、像を納め、■■■■■■■■■を建てる。以後、響きやむ。

阿樹羅縁起(写し)

湯けむり観測所 所蔵

阿樹羅、その身の丈は大樹のごとし。

ひとたび地を踏めば山くずれ、川は流れを変う。

ひとたび吠ゆれば、その息、緋色の炎となりて野を焼く。

富士の麓に栄えし王の都、一夜にして火の海となる。

城は崩れ、田畑は灰となり、七日七晩、空は赤く燃えたり。

夜が明けしとき、都は跡かたもなく消えたり。

斬れども焼けども死なず。霧となりて散り、ふたたび集まりて形を成す。

生き残りし者ども、これを鬼と呼び、のちに神と崇む。

ゆえに■■の■■をもって、これを鎮む。

緋色の金を欲する者あらば、阿樹羅、ふたたび目覚む。

その時、文明ほろぶ。

湯けむり観測所 観測記録(抜粋)

湯けむり観測所 所蔵

この記録は閲覧が制限されている。

閲覧には、あわら温泉での現地調査が必要となる。

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