あわら温泉に伝わる記録
あわら温泉の湯けむりの下に、一万年前の巨人が眠っている。
約百年前、あわら温泉で新しい源泉を掘るたびに、人の形をした奇妙な像が一体ずつ掘り出された。像がかたどっていたのは、「阿樹羅(あじゅら)」と呼ばれる巨人だと伝えられている。
この調査録は、阿樹羅と、それを神として祀った信仰について、残された記録を集めたものである。
記録を読む 未解明の問い
あわら温泉 湯けむり観測所は、毎朝6時30分に「定時観測」を公開している。記録は三十日で消える。源泉の温度、湯けむりの流れ、地の底の響き。その日の記録には、その日にしか読めないものがある。
湯けむり観測所へ
大樹のような体をもつ、死ねない巨人。伝えられている姿と力。
日緋色に光る、不老不死の金属。阿樹羅を生んだもの。
新しい源泉を掘るたび、一体ずつ現れた人型の像。
六千六百万年前の衝突から、今朝の観測まで。
出土品台帳と阿樹羅縁起。一部は伏せてある。
まだ誰も答えていないこと。考察はここから。
あわら温泉街を歩き、街そのものに残された手がかりから阿樹羅の謎を解く周遊型の謎解き。最初の版「-曹門- 湯けむり」は2026年11月後半に公開予定。
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